奈良県は日本では珍しい、海に全く面していない内陸県です。

日本のほぼ中央部、紀伊半島の真ん中にあり、四方に大阪府、京都府、和歌山県、三重県に囲まれています。

その歴史は古く、奈良時代まで遡れば、奈良は日本の中心でした。

710年(和銅3年)飛鳥の藤原京から奈良へ都が移され平城京が築かれました。

その後、70年あまりの間、平城京は古代日本の都として栄えることになりました。

この都は、東西約4.3km南北4.8kmの広さに、外京として東に東西約1.6km、南北2.4kmを加えた面積を占め、平城宮から南に走る朱雀大路を中心に、大路と小路によって整然と区画され、壮麗な宮殿や寺院、貴族の邸宅によって美しく彩られていました。

唐の都、長安にならった、規模雄大な都市計画だったのです。

その最盛期の人口約10万、唐をはじめ渤海・新羅など異国の人たちの来訪もありました。

そして私たちの祖先は、この都に天平文化の花を咲かせたのでした。

現在は、その多くが歴史的価値を残し、奈良の国宝建造物数は日本最多となっています。

観光産業も盛んで、西日本の小中学生の主要修学旅行先として選ばれています。

そんな奈良ですが、交通アクセスは比較的恵まれていると言ってもいいでしょう。

高速道路は、京都、大阪から延びていますし、奈良市内から三重に続く国道25号線は、日本屈指の一般道といってもいいほどの流れがよく走りやすい道路です。

また、鉄道は京都・大阪から延びており、JRや私鉄が充実しています。

特に奈良市は、地方都市では珍しい、鉄道が整備された都会的な街だといえます。

奈良市役所のアクセスですが、住所は奈良市二条大路南一丁目1-1にあり、車で行っても楽に行けるかと思います。

しかし、行楽シーズンには、道路は混みます。

駐車場は広く、240台置くことができます。ただし、原則1時間以内の駐車となります。

公共交通機関では、鉄道とバスがあります。

最寄り駅、近鉄新大宮駅降りて、西へ徒歩約700mになります。

そこからバスを使う場合は、[新大宮駅前(南口)]エヌシーバス四条大路南町行きバスで「奈良市庁前」にて下車します。

近鉄奈良駅で降りる場合、奈良交通バス10番乗場]二条大路南一丁目(奈良市庁前経由)・恋の窪町(奈良市庁前経由)行きバスで「奈良市庁前」にて下車します。

また、[11番乗場]学園前駅(南)(JR奈良駅西口、奈良市庁前、阪奈菅原経由)行きバスで「奈良市庁前」にて下車します。

JR奈良駅からいく場合、[奈良交通バスJR奈良駅西口3番乗場]二条大路南一丁目(奈良市庁前経由)・恋の窪町(奈良市庁前経由)・学園前駅(南)(新大宮駅、奈良市庁前、阪奈菅原経由)行きバスで「奈良市庁前」にて下車します。